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2008年12月31日

ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

主人公の研修医斎藤の目を通して医療界の問題に深く踏み込んだ話題作。
ドラマ化もされている。

研修医斎藤は永禄大学医学部を卒業し永禄大学附属病院にて研修中。
序盤では主に大学病院というところの医局講座制度、研修医の生活の実態、救急医療の現状といった医療界の深い体質的問題を真正面から斎藤の目を通じて描く。
斎藤は熱い。目の前の問題に黙っていられない。故に病院側から見れば問題行動としかとれない行動を後先考えずにとる。
ただ患者を助けたい。それだけなのだが自分に力はなく、決してヒーロー的格好良さを持つキャラクターではない。
彼の自分の中の葛藤は一般人にとって共感できるものだと思う。弱いところがたくさんある普通の人間である。
それが佐藤秀峰の作品の特徴でもあるのだが。
そしてこのことがこの作品によりリアリティを持たせていると思う。

序盤では医療界の体制・制度に対しての斎藤の戦いが主に置かれ、非常に勢いを感じる。第一外科・循環器内科を経てベビーERにいくと、「医者とは何か」「人間の生と死」というテーマが色濃くなっていくように感じる。
そしてその傾向は、長編となる「がん医療編」にて全面に現れてくる。
この辺になると非常に重くなってくる。「死とは何か」「差別」「医者である意味」。当然この辺でも医療界の過去・現在の問題点は描かれるのだが、非常に哲学的要素が強くなっているように感じる。
そして「精神科」にて差別問題に真っ向から立ち向かう。「差別とは何か」ということから始まって。

がん医療編のあたりから隔週連載となり、連載のペースは最初のころより落ちている。
モーニングにて連載していたこの作品は、現在「新・ブラックジャックによろしく」としてビッグコミックスピリッツにて隔週連載中。


勝手に評価
笑える     ☆☆☆☆☆
泣ける     ★★★★★
ためになる  ★★★★★
鬱になる  ★★★☆☆
考えさせられる ★★★★★★★★★★
インパクト  ★★★★☆



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