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2009年07月05日

金色のガッシュ 雷句誠

間違いなくサンデーの一時代を担った名作。
なのに・・・raiku.jpgあぁ、これがあったがためになんだか最後の方扱いがあんまりよくなかったような・・・
しかし、最後まできっちりと描きあげてるのはきっと作家としてのプライドがすごいんだろうなぁ。
少年誌の王道なストーリーで、全体の構成的には「うしおととら」にちょっと似てるかなぁ。
泣きあり、笑いあり、メリハリもしっかりついてて、しかも最後まで軸がブレない。こういう作品は決して多くない。まぁ、途中ファウード編・クリア編はちょっと長引いちゃった感はあるけど。

1000年に一度の魔界の王を決めるため人間界に放たれた魔物の子供100人。彼らはそれぞれに能力を発動するための本を持ち、本の持ち主である人間のパートナーとともに生き残りをかけて戦う運命にある。
主人公はガッシュ・ベル。魔界での記憶を消された彼は、清麿の父のおかげでパートナーとなる清麿のもとにくる。出会いはもう最悪w
天才的頭脳を持つが故に孤独になっていった清麿の教育係として、清麿の父は清麿のもとにガッシュを送ったのだが、ガッシュはもう単純だし子供だし、思ったことに一直線だし、当初は迷惑でうっとおしがってた清麿も、行動をともにするうちに変わっていき、どんどん成長していく。
ガッシュのお陰で吹っ切れて友達も多くなって、自分に嘘つくの止めて。こういう精神的成長は作品全体で、各登場人物ごとに鮮やかに描かれてる。
こういうのを少年誌的なノリで描ききるのって結構大変だと思うんですよね。あぁ、某ジャンプの某死神漫画も途中まではよかったのにさぁ・・・

アニメ1ST OP

http://www.youtube.com/watch?v=8I45R7L-arc

主に描かれてるのは登場人物達の成長だったり、出会いと別れだったり、それぞれの信念だったりするんだけど、小難しいこと考えなくて気楽に読めて、なおかつ大きな感動がある。その辺はONE PIECE見たいな感じか。
当然子供たちも読みやすいし、それでいて大切なものはきっちりと描かれてて、(画が少年向きだけど)大人でも十二分に楽しめて、得るもの、感じるものがあるだろう。
金色のガッシュ!!03-160.jpgきっちり笑えるシーンはふんだんに使われてます。
こいつはフォルゴレ。どんなにダメージ喰らってもこの歌で復活するというメチャクチャさw
ボロボロだけどねw
鉄のフォルゴレ〜無敵フォルゴレ〜♪

http://www.youtube.com/watch?v=SC7BwwlAs9k

story_img_2.jpgガッシュの天敵。近所のナオミちゃん。超いじめっこ。
ガッシュはいつも一人の時公園でナオミちゃんと戦ってたりする。負けっぱなしだけどw

ただね、この作品の最大の魅力は魔物の子供たちの「散り際」にあると思うんですよ。本を燃やされることによってこの子供たちは魔界へ強制送還されるんだけど、人間界での出会い、パートナーとの絆、自らのの願いがあって。
いいやつもいれば、悪い奴もいる。望まずに戦いを強いられる子たちも少なからずいる。そんな彼らが、想いを託して消えていくシーンはどれもこれも涙なしでは読めない。
File0191[1].jpgこれはコルルが消えるシーン。
コルルはすごい優しい子で、戦いをいやがってたし、不向きだった。
けど、そんな彼女に戦いを強いるために、別人格が与えられてて、そのために周囲の人たちを見境なく傷つけてしまう。それを自身、すごく嫌がってて、この「王を決める戦い」自体を憎んでた。
その彼女が、「優しい王様」がいれば・・・と想いを託して自分の本を清麿に焼いてもらって消えてくとこ。これがあったから、ガッシュは「優しい王様」になるための決意をして、戦いへの覚悟を決める。その決意は最後の最後まで、何があっても揺るがない。

この戦いのルール上、最後は一人になるまで戦わなきゃいけないんだけど、そしてそのために過去の親友に裏切られたりすることもあるんだけど、それでも出会った中で絆を深めて、共に戦う仲間はできていく。「この中の誰が王様になっても・・・」なんて言いながら。

パートナーと魔物の子の絆もすごい多く描かれてるんだけど、その中で俺が一番印象に残ってるのはウォンレイとリィエン。お互いに恋愛感情を抱いてて、いつかは別れがくるのを知りながらも、二人で幸せに暮らしたいって思ってたり。
でも結局戦う運命からは逃れられず、まぁ二人共強いんだけどさ。
その中でウォンレイが目指すのは「守る王」。
でも、愛するリィエンに呪いをかけられ、彼女を死なせたくないが故に望まぬ戦いをしてしまう。
Gash23_197.jpgGash23_199.jpg後後悔と共に、最後に「守る王」にはなれないが・・・とリィエンを守って消えるシーン。
よくよく考えるとこの二人はこの作品のなかで唯一か?笑えるシーンがほとんどない、非常に真面目なキャラだったね。

俺が好きだったティオも最後の方でガッシュに想いを託して消えてしまう。
あ、あの・・・ロリとかそういうのじゃないですから!!
GASH320110.jpgこの前に、ガッシュのお陰で恐怖を越えることができて、その想いでみんなを守ってズタボロになっちゃうんですね。
もうこの辺は感動の嵐ですよ!

gash33_056.jpggash33_057.jpg
クリア編最後、最終33巻収録のシーン。清麿やガッシュの想いに反応して赤かった本が金色に光る。
てことは・・・え?タイトル「金色のガッシュ」ってなってるってことは・・・連載スタート時に最終章に向けての構想はあったってコト?
だとしたら、軸がブレないのも納得だし、ストーリー全体としてすごくよくまとまってるのも納得なんだけど、だとしたらだ、開始時に最終章を思い描いて描かれた作品って決して多くないでしょう。今思いつくのはONE PIECEくらいだよ。
途中からなんだか中身の薄い引き延ばしにかかっちゃう作品は腐るほどあるけど。
だとすると、そういう意味でもこの作品の存在価値ってのは漫画界にとってすごく貴重なものなんじゃないだろうか?

最後はガッシュと最初の方から登場してたブラゴの一騎打ち。
パートナー含めて4人とも、すごい人間的に成長っていうか、大人になって、そんな想いを抱きながらの正々堂々真っ向勝負。
ブラゴも当初は乱暴で、理不尽で、短気でってやつだったけど、パートナーのシェリーと共にどんどん変わって行って。
あぁ、そういえばココとシェリーのエピソードも感動だったなぁ。
心が折れかけたシェリーを乱暴ながらも立ち直らせようとするブラゴ。不器用ながらも優しさを覚えてくんだよね。

あー、なんか書きたいこと多すぎてまとまりなくなっちゃったよw
まだまだ書き足りないくらいだが。だってそれぞれのキャラたち、みんなすごい輝いてるんだもの。
必読・お勧め。この作品があったからこそ、あの頃のサンデーは輝いてた。
なんかゴタゴタがあったようだけど、それでこの作品の輝きが失せることはない。

勝手に評価
笑える     ★★★★★
泣ける     ★★★★★
ためになる  ★★★★★
鬱になる  ★☆☆☆☆
考えさせられる ★★★★☆
インパクト  ★★★★☆

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posted by tmin at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 金色のガッシュ 雷句誠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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