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2010年02月17日

そりゃそうだ。まぁ俺は買うけど。

ジャンプ発売前に最新話をYouTubeで違法公開 「ONE PIECE」など
まぁ年末年始頃に向こうのブログで著作権についてはなんどかやってるんだけど。

漫画の紙面を1ページごとに撮影したうえで、画像を一定時間でコマ送りのように切り替えながら数分程度で1話分を表示する動画に仕立てている。雑誌発売日は毎週月曜日だが、中には前週の半ばから週末にかけて最新話が投稿されたケースもあり、


ありますね。あるある。
で、まぁこれが著作権法に抵触するのは分かるんですが、実際にはどうでしょうかね?

まぁ、個人的には動画として見るのは「読む」のとは違う感覚なので、買いますけど。
前にも書いたとおり、俺はそのコマに、そのページに釘付けになる瞬間ってのに浸ってたいので。自分でペースを支配できる、「読む」という行為にこそ価値を見出すんです。

それはそれとして。
疑問提起したのは、境界をどこで引くか、ということ。
何いってんのって?まぁ聞いてくれ。(あ、読んでくれ、かw
一話を丸ごと動画として、順番に録画したもの、これは動画作者のオリジナルな部分はほとんどない。よって二次創作物にもなっていない、ただの「複製」でしょう。
じゃあ、その漫画のその話の「ダイジェスト」的なMADは?微妙になってきたでしょ?まぁこれはグレーというか、訴えられれば黒だけれども。
じゃあ、その漫画全体の名シーンを集めて、BGMに合わせて、ってのは?これもグレーだけど。
キャラだけ使ったのは?

と、こうなっていくでしょう。この境界、ってこと。
個人的に思うポイント。
・その作品に好意的な作品が多い。これはMADは宣伝効果あり?門川社長の見解
http://www.cyzo.com/2008/05/post_599.html
著作権者が許すならいいんじゃない?ってことがありうる。
・逆に、カスJASRACとかは。これ音楽の歌詞の問題だけど。
公表されているアルバムやシングルCDの楽曲を収録順にそれぞれの歌詞に沿って論評されているケースは、楽曲と歌詞が主体となり、そこから紹介、解説、批評をするというのが従の関係となり、著作権法32条の「引用」にはあたらないというのが、著作権者であるJASRACの見解です。という見解もある。

さて、発売日前に漫画の紙面を1ページごとに撮影したうえで、画像を一定時間でコマ送りのように切り替えながら数分程度で1話分を表示する動画を公開する行為はどうでしょう?
確かに、「好意的」なものが多く、コメントも好意的。宣伝効果になっている可能性は否めない。
だが、「発売日前」というのは、著作者にとってはきっとかなり気に入らないことじゃないかな?
まず、きっと、正当な場で正当に公開して、そこで評価を受けたい。その前に公開されるのはきっと望ましいことじゃないと思う。
別次元の話だが、例えばあなたがブログ記事を下書きして保存してたのを、先に誰かに公開されたら、嫌でしょ?それが自分の作品だと分かるようにされていても。
これはきっと、作品に対して好意的でも、作者の身になって考えられてないわけでしょ。

逆の面から、宣伝効果になってるんではないか、という見方もできるわけで。
発売日前、または発売日に「動画」としてアップされてるのを見て、「買う!」って人も出てくるとは思うんです。よって、経済的損失はなんともいえない。「見たからいいや」となるか、「ちゃんと読みたい」ってなるかは個人の違いがあるだろうけど。

ちなみに。

漫画キャラクターの著作物性
「ポパイのキャラクター著作権侵害事件」平成9年07月17日最高裁判所第一小法廷判決(平成4(オ)1443)

 著作権法上の著作物は、「思想又は感情を創作的に表現したもの」(同法2条1項1号)とされており、一定の名称、容貌、役割等の特徴を有する登場人物が反復して描かれている一話完結形式の連載漫画においては、当該登場人物が描かれた各回の漫画それぞれが著作物に当たり、具体的な漫画を離れ、右登場人物のいわゆるキャラクターをもって著作物ということはできない。けだし、キャラクターといわれるものは、漫画の具体的表現から昇華した登場人物の人格ともいうべき抽象的概念であって、具体的表現そのものではなく、それ自体が思想又は感情を創作的に表現したものということができないからである。したがって、一話完結形式の連載漫画においては、著作権の侵害は各完結した漫画それぞれについて成立し得るものであり、著作権の侵害があるというためには連載漫画中のどの回の漫画についていえるのかを検討しなければならない。


ということは、各回の漫画それぞれが著作物。
キャラクターのみについては著作性は認められない。
一話丸ごとってのは間違いなくこれに当たります。

WikiPedeiaには

より具体的には、原作を利用して作成された作品は次の4つに分類される。[1]

1. 著作物そのままを用いた作品(複製権の侵害)
2. 著作物を改変しているが創作性が認められない作品(複製権+同一性保持権の侵害)
3. 著作物を改変しており創作性が認められる作品(翻案権+同一性保持権の侵害)
4. 著作物を改変し創作性が認められ、原作の本質的特徴を失っている作品(別個の著作物とみなされるため合法)


この基準で行くと、今回話題になっているのは2か3に当たりそうです。
漫画→動画、と変えられているし、編集の仕方によっては創作性が認められなくもない。

ただね、ここの境界があいまいなんですよね。
実際の判例ではいくつか出てるけれども。
個人的には、「名シーンをBGMに合わせて作ったMAD」は好きなんですよ。こみ上げるものがあって、また、作品にも、著作者にも敬意が感じられて。宣伝にもなってると思うんだけど。
これに「飛び火」するのが怖いなぁ、と。
実際、消されたら消されたで、著作者が不快に思うのであれば仕方がない。そういうものですけど。なので、こんな辺境のブログで、「MAD文化を守れ!!」なんてことは言うつもりはありません。
うちのブログでも、過去記事には一部Youtube貼ってるのもありますが、これが削除されてたら仕方がないです。著作者の思いですから。
引用したページなんかも、問題がありそうなら削除するつもりでいます。
けど、動画も、絵もなしで、漫画をただ文字だけで語るのって、ちょっと伝わらないとも思うんです。
言葉は不完全だから。
ちょっとでも雰囲気を感じられたら、と思って動画、ページの引用画像使ってるんだけどね。

向こうのブログで、「著作物活用法」にすればいいのに。なんて言ってたんですが、これやってくれればいいのになぁ、と改めて思う。
「発売日前に公開」なんて、どう考えても「活用」とは言えないでしょう。
逆に、「過去の名作の名シーン集」なんて、結構活用事例じゃないかなぁ。ちゃんと手続き踏んでるっていう大きな違いはあるけど、TVでも「あのアニメの名シーンがよみがえる!」みたいのあるじゃないですか。それと同様のことが、個人でできて、みんなが好きなときに見れて、っていうのは、ね。いいと思うんですよ。

まぁ、ちょっと堅苦しい話になってしまいましたが。
ちなみに漫画業界では「トレース」も「模写」も技術として黙認されてる現状があるので、やはり対応は柔軟なようで。

出版元の集英社(東京都)広報室は「個別の対応は答えられないが、著作権を侵害する行為があれば削除依頼や警告書を送付するなどしている」とコメント。実際に一部の投稿は削除された。警察に被害届を出すかどうかについては「その都度、著作権者と協議して検討しているが、今回のケースについては何ともいえない」としている。



作品に愛着あるのは理解できるけど、ちょっとやりすぎだろうね。今回のは。
ちなみにMADも「訴えられれば黒となる可能性が非常に高い」ものです。
今のところ、視聴のみに関しては問題ないけど、DLして保存するのはかなり怪しげ。
まぁ、俺は見たとしても、必ず「読む」けどね。

著作権関係、詳しく知りたいって方はつたない解釈ですが、向こうのブログでいくつか記事書いてますのでよろしければどうぞ。
DL違法化に見る間違った認識の危険と将来への危惧
改正著作権法についての追記 Amazonコミック新刊情報
posted by tmin at 21:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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