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2011年01月19日

デビルマン 永井豪

今更読みました。全巻。

いや、小学校か中学校の時に一度読んだことはあったんですが。
TV版と違って、ひじょーーーーーーーーーーーーーーーーーーに重い!!そして暗い。
実際、古い作品なので描写自体が非常に古臭くて、リアリティがあまり感じられなかったりして、ちょっととっつきづらい印象は拭えない。
が!!それを補って余りある後半の怒濤の人間の「陰」の部分、「狂気」、そして人間とはなにか?という疑問、これらの描写が暴力的なまでに(というか実際暴力的なのだが)書き殴られている、その迫力に気圧されそうな感じを受ける。

不動明がデーモンの勇者アモンと融合し、デビルマンになり、人間を守るため、復活してくるデーモンたちと闘う、ここまで見れば普通のヒーロー物のようでもあるが、このデーモンとの融合の過程から、すでに人間の「理性と本能」の描写、生物としての意義など、多々えげつないシーンはある。

しかし、本番は後半、と俺は見る。
デーモンの存在を知った人間が、疑惑と狂気に駆られ、「魔女狩り」に走る危険と狂気。
デーモンと不完全に融合し、人間の心を残したデビルマンたち。
そして、狂に入った人間たちに親しい人間を殺されたときの不動明の「おまえたちは人間の姿のまま悪魔になったんだ」というセリフ。
その後の不動明の葛藤・絶望、そしてさらなる葛藤の上での愛憎。
人間の内面を深くえぐり出す暴力的な作品。

いや、マジで美樹の家襲撃されたときの描写とか、人間の影の部分をすごく全面に、恐ろしく描ききってると思う。
このへん幽★遊★白書の「霊界テープ黒の章」も真っ青なくらいに。仙水の見た人間の陰の部分も真っ青・・・いや、そこまではいかないか。
今改めて読むと、例えば「寄生獣」においてミギーと「混じった」あとのシンイチや、パラサイトでありながら自らの子供を最終的には守って死んだ田村 玲子、殺人を重ねたがゆえに人間が見分けられるという殺人鬼浦上などの描写で「人間」の定義に踏み込んだ寄生獣とか、銃夢において脳があるなし、体が機械か否かで行われる差別とか、色々思い出す。
後世への影響力は大きくあったんだろうな。いや、寄生獣や銃夢が実際に影響されてるのかはしらんけど。

ありきたりな80年代後半から90年代の「正義のヒーロー」に飽き飽きした人にはかなりおすすめ。今でも。
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posted by tmin at 20:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | デビルマン 永井豪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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