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2009年01月10日

寄生獣 岩明均

ちょっと古いが岩明均によるSFもの。
人間に寄生し、頭部を乗っ取り人間に紛れて人間を捕食するパラサイト。
主人公新一は頭部乗っ取りに失敗し、右手に寄生することとなった「ミギー」との奇妙な共同生活を始めることになる。

画柄的に若干迫力にかける印象があるが、ストーリーと裏にあるテーマとしては非常に秀逸。

パラサイトは互いの存在を感じることができるため、新一はパラサイトに近づかれる。しかし彼は人間。近づいてくる寄生生物達と闘うことになる。
物語が深みをますのは、心臓を貫かれた新一を助けるため、ミギーが傷を「修復」した際、ミギーの体の一部が新一と「混じる」ことによって新一の心身に変化が訪れてから。およそ人間の限界を越える身体能力と「死んだらただの肉の塊」と言い放ってしまう寄生生物側にそっくりな思考。彼自身それに気づいてからは、このことに悩まされるようにもなる。
そして人間で遊びまくったが故に人間でありながら人間と寄生生物を見分けられる能力を持った殺人鬼浦上、寄生生物でありながら自らの存在理由を模索し、最期は人間である自分の子を守って死んだ田宮良子。

ストーリーを読み解く上でのテーマは「人間の定義」だと思う。人間らしくない人間、人間らしい寄生生物、そして混じっている新一。
それぞれの対比が哲学的に深く考えさせてくれる作品。

勝手に評価
笑える     ★★☆☆☆
泣ける     ★★★☆☆
ためになる  ★★☆☆☆
鬱になる  ★★★☆☆
考えさせられる ★★★★★
インパクト  ★★★☆☆



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posted by tmin at 11:45 | Comment(0) | 寄生獣 岩明均 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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