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2008年12月30日

クロサギ 黒丸/夏原武

描かれる手口が圧倒的にリアル。ゆえにちょっと難しく感じるかもしれない。
原案の夏原武の実際の取材に基づいたストーリーで、実際の事件をモデルとして描いているエピソードがほとんど。
ドラマ化もされたわけだが、ドラマより原作の漫画の方が深く、リアルで、重い。(漫画のドラマ化ではよくあることだがw)
ちなみに漫画の方じゃドラマで描かれた恋愛的な要素は非常に薄い。

主人公黒崎は父親が詐欺にあい、一家心中を図った際、唯一人生き残る。
彼は復讐のためその詐欺を計画した「フィクサー」桂木のもとを訪れるが・・・復讐には失敗する。
そして桂木から詐欺師の情報を買い、詐欺師を標的に詐欺をする、黒鷺となる。
この世の詐欺師すべてを憎み、食うために自分が詐欺師となった黒崎は詐欺師を撃ち落としながら、ずっと自分の父を嵌めた桂木と御木本に復讐する機会を伺っている。

一つ一つのエピソードにおいて繰り広げられるのは騙しあい。その中で「詐欺」というものの手口が詳細に、そしてリアルに描かれる。
この漫画はどこのTV番組の特集をみるよりも「詐欺師」というもの「詐欺」という犯罪、そしてその手口を教えてくれる。

恥ずかしい話だが俺自身被害にあった経験がある。後悔と憎しみから自分なりにいろんなことを調べ、勉強し、世間一般の人よりは詐欺というものに対して若干ではあるが知識をつけたつもりだ。
確かに「知っていても騙される」ことはよくあることだし、そういう状況にカモを追い込むのが詐欺師なわけだがこのご時世、手口や対策を知っておくに越したことはない。
ちなみに単行本の最後にはその巻に収録された詐欺の手口について詳細な解説がついている。

今まで取り上げた手口は財団融資・就職内定・資格・フランチャイズチェーン開業(黒崎の父はこれの被害者)・内職・募金・家賃・オーバーローン・宝石・ネット・不動産・ODA還流資金・旅行代理店・手形パクリ・紹介屋・粉飾決算・・・・etc。
大きいものから小さいものまで。
今現在はヤングサンデー休刊に伴いビッグコミックスピリッツにて「新クロサギ」として連載は続いている。

勝手に評価
笑える     ☆☆☆☆☆
泣ける     ★☆☆☆☆
ためになる  ★★★★★★★★★★
鬱になる  ★★★☆☆
考えさせられる ★★★★★
インパクト  ★★☆☆☆


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posted by tmin at 13:08 | Comment(0) | クロサギ 黒丸/夏原武 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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