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2009年01月10日

リアル 井上 雄彦

SLUM DUNKの井上雄彦がヤングジャンプで連載中の作品。
車椅子バスケがストーリーの中心。

バイク事故で山下夏美に下半身不随という一生残る傷を負わせてしまい、高校を中退する元バスケ部の野宮朋美が車椅子バスケに打ち込む戸川清春と出会うことから物語は始まる。
ここ最近は野宮の所属していたバスケ部の高橋久信が事故で下半身不随となり、それを受け入れ、闘うようにリハビリを始める部分がストーリーの中心になっている。

戸川がメチャクチャにかっこいい。我が強く、チームとうまく行かない。でもそれは彼が本気で「勝ちたい」と思っているから。
彼の言動も考え方も、まさにスポーツ選手のようで、半身不随であることを何とも思わせない。
戸川と野宮は出会ってから互いに影響を与えつつ、互いに自分を変えようと闘いはじめる。

そして高橋。もともと人をランクづけし、野宮を軽蔑していた彼は、自らが半身不随となったことを受け入れられず、自暴自棄になる。
しかし彼も人との出会いをきっかけに、リハビリに打ち込み始める。

いちいちの話が非常に考えさせられるし、また重いテーマであることは確かだ。しかし、井上雄彦の圧倒的迫力の描写で一気に引き込まれる。
最近の井上雄彦にはなにか悟りめいたものを感じる。各場面においてのセリフの重みがすさまじい。
8巻収録の「100m8秒も15秒も鳥から見れば同じ飛べない世界での出来事。だとしたら、歩けない世界にも100m8秒台はあるんじゃないか」という部分は心に深く突き刺さったセリフだった。

連載のペースが遅いのがちょっと残念な所だが、バガボンドと同時連載を抱え、しかも両方のこのクオリティの高さを考えると致し方ないようにも思える。これは後世に残るような名作だと思う。

勝手に評価
笑える     ★★★☆☆
泣ける     ★★★★★
ためになる  ★★★★★★★★★★
鬱になる  ★☆☆☆☆
考えさせられる ★★★★★★★★★★
インパクト  ★★★★★




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posted by tmin at 11:23 | Comment(0) | リアル 井上 雄彦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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