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2009年01月29日

ALIVE 高橋ツトム

個人的には高橋ツトムの作品の中で最も高橋ツトムらしさが出ている作品だと思う。
全一巻の短篇だが内容は非常に濃い。

死刑囚八代天周。恋人を犯され、その犯人を全員殺し、恋人みさえすらも殺して死刑判決を受ける。
死刑執行の日、彼は「ある組織」から「生きてみないか?」と誘いを受ける。死を覚悟していた彼だったが、その誘いに乗って生き長らえる。しかしそれは第2の刑の始まりだった。
連れていかれたのは「憑き物落とし」の実験場。そしてそこにいたのは「異次物」に憑かれ、人格を食われかけている一人の女性。
おそらく生態系の下の方から自分が生き残るため多くの生物に「憑いて」きたそれは、より強い殺意を持つものに移動して人間までたどり着いたと予想されている。
その女性に憑いた異次物を女性から移動させる、その人身御供として選ばれたのが天周ともう一人の死刑囚。
そして憑かれた人間はある程度の距離で念じれば相手の精神を「壊せる」力を持ち、やがて異次物に人格を食われ野生へと帰る運命を持つことになる。

生と死、殺意、善悪、人の光と闇、様々なことが一期に詰め込まれている。テンポも非常にいい。
殺意・狂気といった感情は高橋ツトムならではの重厚な迫力で描かれる。そしてそれと同時に家族の絆、殺意ではない「もっとあったかいもの」こういった見えないものがガンガン伝わってくるのも彼の作品ならではだと思う。
高橋ツトムファンなら抑えておきたい名作。超お勧め。

勝手に評価
笑える     ☆☆☆☆☆
泣ける     ★★★☆☆
ためになる  ★★☆☆☆
鬱になる  ★★★★★
考えさせられる ★★★★★
インパクト  ★★★★★

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posted by tmin at 22:30 | Comment(0) | ALIVE 高橋ツトム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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