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2009年02月10日

SIDOOH士道 高橋ツトム

高橋ツトムの歴史物。幕末を舞台とした史実に基づいたフィクション。
両親を失った雪村兄弟が時代の波に翻弄されながらも「侍」として生きる道を見出していくストーリー。
だまされ、売られた末に辿り着いた白心境。ここが狂信集団。生贄として殺される筋書きだった兄・翔太郎はここで圧倒的不利な状況で相手を逆に打ち負かすことに成功し、弟・源太郎とともに白心境での居場所を勝ち取る。
ここで剣術を身に付け、強くなるものちの黒船襲撃の命を受け、任務遂行ののちに白心の祖・瑠儀に裏切られる。仲間を瑠儀に処刑され、彼らは復讐を誓ってより強くなることを決意する。

史実に基づいていて、序盤以外には実際の歴史の人物も登場する。
幕末の混乱の中、生きるため、強くなるため、仲間のため、そして自らの信念のため必死で生きていく主要キャラ達の生き様は衝撃的ですらある。
兄・翔は冷静で大局を見ようとし、武士道を見出し、大切にする。滅私し、命を優先する。対し弟・源は感情に素直で、暴走が多いものの、仲間を思う気持ちが表に出やすく、その感情が原動力となる。
この対比があるからこそ、読者は感情移入しやすいと思う。引き込まれる。

あえて難を言うならば、時代の波に翻弄されているためとはいえ、彼らの立場は変わりやすい。白心に身をよせた後は復讐のため江戸に潜伏し、勝海舟との出会いをきっかけに会津に行き、会津藩お抱えとなる。
幕府側である。現在の連載では幕府側の敗北が決定し、長州にとらわれることとなる。翔と高杉晋作は敵同士ながら互いに魅かれつつある。
このストーリー展開的に、彼ら兄弟の立場というものが未だ確立されず、危ういもののように感じる。そしてどこに向かおうとしているのかが明確に見えてこない。
三国志で蜀に落ち着くまでの劉備を思い出すがw
このあたりは今後の展開次第で、もしかすると今までのことがすべて今後の展開の伏線である可能性もあるので何とも言えないが。

今後の展開を含めて非常に楽しみな作品。ヤングジャンプにて連載継続中。

勝手に評価
笑える     ☆☆☆☆☆
泣ける     ★★★★☆
ためになる  ★★★★☆
鬱になる  ★★★☆☆
考えさせられる ★★★★☆
インパクト  ★★★★★



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posted by tmin at 06:19 | Comment(0) | SIDOOH士道 高橋ツトム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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