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2009年03月06日

幽遊白書 冨樫義博

冨樫義博の出世作となった作品で大ヒットした。
連載開始当初、これがここまでヒットすることは全く予想してなかった。前作の「てんで性悪キューピッド」に比べて方向性が大きく変わり、連載初期は特にヒットする要素も感じられなかったが、主人公の名前が適当過ぎるというのが大きな理由。
しかし、霊界探偵編以降、バトル物としての魅力を大きくつけ、暗黒武闘会編でそれは完成され、特に決勝の戸愚呂弟のあたりから物語としての深みが大きく増したように感じる。

第一話で主人公が死亡するという展開ののち、初期は生き返るためのエピソード。この時点では(面白いは面白いが)特に大きく作品の魅力は感じられない。分岐点となったのは霊界探偵編にて蔵間、飛影と出会って以降だろう。
その後バトル物の王道的な展開、暗黒武闘会編。しかし、この決勝近くにて、玄海と戸愚呂弟が過去にともに強さを追い求め、ともに人間としてこの大会に出ながらも、一人は人間として生き、老い、死ぬことを選び、一人はただ強さを求め妖怪となったいきさつ、そして玄海の老いた姿を許せず、自らの手で殺す戸愚呂弟といった深く、暗いエピソードがえがかれ始める。
仙水編はその暗い感じを引きずっているように感じる。
その後の魔界統一トーナメント編にて突然連載が終了。描かれると思っていた話が大きくはしょられたw

しかしこれでよかったんじゃないかと思う。当時のジャンプではドラゴンボールがバトル物として大ヒットしてたわけだが、この非常に魅力的だった作品は途中からキャラが変わっただけで同じことの繰り返しになっていた。スラムダンクは山王戦にて作者が「勝たせてもいいがそうすると先は描けない」と言ったそうだ。
この幽遊白書も、ここから先を描いていたならば、それは暗黒武闘会のさして変わらない物になっていただろう。

仙水編以降は特に、主人公達x悪役と言う構図が大きく崩れている。
仙水は元霊界探偵でありながら、人間の醜さに絶望し、妖怪に殺されることを夢見て行動していた。
幽助はこのエピソードのなか、魔族大隔世にて魔族として覚醒し、基本的なキャラは変わらないまでも、後に人間を食う妖怪に対して「ただの食事」と割り切る場面があり、人間側か妖怪側かという簡単な構図では語れない価値観が描かれていく。

個人的にこの作品のなかで最も惹かれたエピソードは、魔界統一トーナメント前、骸のところで修行を積んでいた飛影の出生にまつわるエピソード。魔界整体師・時雨との死闘の後、治療を受ける飛影の夢として、飛影の口から語られる形で「忌み子」として生まれ、復讐のために生き、妹と氷泪石を見つけてしまった故に生きる理由を見失い、死に場所を探すようになったことが淡々と語られた部分だ。
あー。。。俺の趣味って暗いのかな。。。

勝手に評価
笑える     ★★★★☆
泣ける     ★★★★☆
ためになる  ★★☆☆☆
鬱になる  ★★★★☆
考えさせられる ★★★☆☆
インパクト  ★★★★☆

アニメ長かったんだけどこれが一番好きだったED

http://www.youtube.com/watch?v=QZvlompYHoA



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posted by tmin at 07:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 幽遊白書 冨樫義博 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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