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2009年04月05日

鉄腕ガール 高橋ツトム

高橋ツトムの隠れた名作とか言われるようだがそんなにマイナーなのかな?
俺はかなり好きな作品。

戦後間もない日本での女子プロ野球の発足と興業の計画に乗せられ、そして野球に魅せられ、日米を強く駆け抜け、生き抜いた加納トメの半生を描く、非常にインパクトのある作品。高橋ツトムの作品としては爽やかな部類に入ると思う。

女給としてGIを相手に働く加納トメは、ある日怪しげな男ロイヤル桜庭に仲間とともに日給三千円の仕事に誘われる。それは日本に女子プロ野球を作るための選手の選抜で、トメはその場で並ならぬ才能を見せつけそのチームのピッチャーとしてエキシビジョンの試合に出ることになる。後に「鉄腕麗人」と呼ばれる加納トメのデビューである。
トメはエゴが強く、負けず嫌いで無邪気だ。米女子野球チーム・フリーズとの試合まではそれがよく表現される。我が道を行き、何の引け目もなく行動し、それがまわりを惹きつける。しかし、時代に、周囲の陰謀に翻弄され、結局フリーズとの試合はGHQの介入により中断。恋人・克巳は米軍に連れ去られてしまう。

この後は第2部的な話になり、恋人を取り戻し、フリーズと再戦するために米に乗り込んだトメの生き様が描かれる。当初の天真爛漫的なキャラは影を潜め、目的のために手段を選ばず、周囲を敵に回しながらも、また、挫折を味わいながらもそれでも走りつづけるトメ。

前半・後半で大分トメの印象が変わるのだが、彼女にとって大事な野球と克己のために強く駆けていく生き様には胸を打たれる。その2択を迫られ迷うこともあるのだが。
しかしそれでも、非常に「男らしく」生きていくその様は格好良すぎる。
そしてそれゆえ全体を通してこれでもかというほど障害が立ちはだかり、彼女が完全燃焼できる場面が少ないことが非常に悔しく思える。作品として残念ということではなく、彼女に感情移入して悔しいということ。

「人は必ず死ぬ。そして人生は短い。それならもう二度と降伏しないで好きな事やってやる」
この台詞はグッと来た。惚れそうw

勝手に評価
笑える     ★☆☆☆☆
泣ける     ★★★★☆
ためになる  ★★★☆☆
鬱になる  ★★★☆☆
考えさせられる ★★★★☆
インパクト  ★★★★★



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posted by tmin at 20:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄腕ガール 高橋ツトム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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