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2009年07月25日

クニミツの政 安童夕馬/朝基まさし

今の国会議員たちに読んでほしいものだよ・・・
今回画像があんまり見つかりませんでしたので、少なめです・・・

サイコメトラーEIJIでヒットを飛ばした安童夕馬・朝基まさしのコンビの作品で、主人公のクニミツはサイコメトラーEIJIのサイレント・ボマー編で登場したキャラ。
自称中学中退、武藤国光が政治家を目指し、サイコメトラーEIJIの江川透流の父親から紹介されて坂上竜馬の秘書として送られ、坂上家でお世話になりながら政治の勉強をしつつ、秘書として市長選を戦っていくストーリー。
少年誌に連載ということで、パロディなとこも多いし、こんな理想的にいかないだろってとこも多いけど、「政治に関心を持たせる」力を持った作品だと思う。
ドロドロの選挙戦を漫画で読みたい人はカバチタレ!の芸南町町議会選挙編でも見るといいよ。

koma_01.jpg政治家のパーティに勝手に参加してしまった国光のセリフ。
あぁ、実際そうなんだよね。誰も言わないだけでさ・・・
この後殴りかかりそうになる国光を坂本竜馬が体を張って止める。
「手を出したらそれは政治じゃない」と。

生徒会選挙に協力したり、環境問題に触れたり、いろんなエピソードが詰め込まれていて、社会問題について実感しやすい内容になってる。
print_kunimitsu.gif簡略化された説明ですが、こういう問題点をザックリ表現する部分は多い。

しかし、この作品の最大の見どころはやっぱり市長選。
kunimitsu.PNGライバル候補である不破俊一。
個人的に最大の見どころは不破と国光の論戦。
中卒である国光が、自分の言葉で、不破の掲げる政策を「全部外から持ってきた箱庭」と表現したあのシーン。あぁ・・・ここの画像が欲しかった・・・
第4巻かな?ここの話は熱かった!
敗北した不破も、これを機に変わっていくんですね。選挙活動として、ラフな恰好で居酒屋で若者たちと飲みながら議論したりとか。

悪徳政治家の代表として描かれた宇治村も、失脚後、憑き物が落ちたような表情、生活になって、自分の若かったとき、自分の変わりようを想い、国光に「秘書からそのまま政治家には決してなるな」とアドバイスを残し、自分の果たせなかった思いを託す。
このシーンもよかった!!

国光はストーリーのなかでどんどん成長していく。
形にとらわれず、疑問に思ったことは自分で即調べて、知識をどんどん吸収して。そういうスタンスだからこそ、読みやすい形でこのように難しいテーマを少年誌向けの作品としてヒットさせられたのだろう。

メインの市長選も、最後は不破対坂上の事実上の一騎うち。
空前の投票率、最後の一票までつかない決着。こんな選挙なら、俺は間違いなく行くだろう。
それぞれの陣営がそれぞれの理想を掲げ、それぞれの政策と戦略で真っ向からぶつかる選挙戦。本来はこうあるべきなんだよね。現実問題としてむずかしいとこはたくさんあるんだろうけどさ。
あぁ、総選挙を前にして揚げ足の取り合い、足の引っ張りあいをしているようにしか見えない今の政治状況にこんな要素の何割かでもあれば・・・

連載は国光が政治家になるまで描くのかと思っていたが、結局市長選決着にて終了となってしまった。まぁ、あれだけの選挙戦を描いてしまったら描き残したことは少ないのかもしれない。

この作品で、俺は政治への関心も、見方も少なからず変わったように思う。
こういったテーマを扱う作品の中ではかなり秀逸で、かつ軽い気持ちで読みはじめられる良作だと思う。一部笑いに走りすぎてるところもあるがw

勝手に評価
笑える     ★★★☆☆
泣ける     ★★★☆☆
ためになる  ★★★★★
鬱になる  ★★☆☆☆
考えさせられる ★★★★★
インパクト  ★★★★★

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